さて、小学校で英語が教科化されましたが、現状はどのような感じなのでしょうか。
5、6年生は正式な教科として週に2回(年間70時間)、3、4年生では外国語活動として、「話す」、「聞く」を中心とした授業が行われます。
小学校で学ぶ英語の単語数は、約600語程度となっていますが、学習する中身としては、中学校のような教科としての英語のイメージとはかなり違います。
一番の違いは、文法としての説明はほとんどないことと、英語の文章を書いて覚えるなどの英語力の土台を作る作業は求められていません。端的に言うと、今までの小学校での英語に加え、ほんの少しだけ踏み込んだ程度となっています。ですので、本格的に英語の基礎力を身につける作業は、結局中学校になってからという感覚です。
アジア諸国では、中国、台湾、韓国などを例にとると、かなり英語には力を入れています。ざっと言うと、日本の3~5倍の量を学んでいくといったところでしょうか。
ある中国人の生徒は、中学校2年生で日本に来たのですが、中学校2年の英語の教科書を渡された時に、とても驚いたそうです。「中国で小学校3年生で習うような内容だ!!」と思ったそうです。
日本の英語教育で、子供たちの英語力の土台を身につけていくには、まだまだ足りない部分が多くあるようです。
リトルランプでは、そのアジア圏の子どもたちに負けないような英語力向上に、これからも日々努めていきます!!
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